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ゆかり
作詞作曲 各務結揮
茜色の夕暮れの向こうに
答えがあると信じていた
追いかけて走り続けてみても
いつのまにか夜に越されてしまう
そして見る 満員の西武線
ベランダに忘れられたTシャツ
答えになど程遠い生活
どうしてこんなに涙が出る
郵便ポストに昨日のニュースの音
僕はまだその中にいるよ
今日の普通に置き去りにされて
予報されなかった雨に濡れ
消えないで
こんなカルマを背負わせた神よ
伝えたい物語教えてよ
イカサマの十字架はいらないんだよ
誰かに頼った生きる意味なんて
ソーダ水の泡のように消えていくよ
そうじゃないんだよ
もっと彫りたいんだよ
情けないほど 美しい血を
誰ひとり立ち止まらない改札
無表情の肩がぶつかり合えさ
本当に今 僕は 此処に いるの だろうか
どうしてこんなに涙が出る
この小さな手では 一粒の命も
拾うことは出来ないよ
だけど 誰もが見て見ぬふりするものを
見落とさないで 雨は必ず上がるから
そんな定めを教えた母よ
あなたから生まれた縁を信じよう
ボロボロのままで良い 明日へ進もう
季節のない街や愛のない人
夢のない国が僕を蹴落とそうとも
負けたくないんだよ
歌っていたいんだよ
情けないほど 美しい血を
この声は聞こえてる?
汗ばんだ手を拭って
また大きく息を吸って走り出すよ
孤独に終わりなどなくても
すべては心から始まる世界
幼い淡い記憶 溢れ出したら
決して忘れられない愛しいひと
あなたが生きてきた意味を
いつまでも胸に刻みつけて
この世界へ 生まれた縁と絆を信じよう
涙と雨は流れていき
山と土に吸い込まれ
美しい水となり
また僕の心を育てていく
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