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小さな恋の物語

作詞作曲 各務結揮

 

選べずに選ばれなかった

理由もなくここに咲く 僕は紫陽花

通り過ぎるのはただ 六月の雨と傘模様

塀の向こうはどんな世界だろう

きっと僕は誰にも知られることはなく

枯れ果ててゆくんだね

 

これが運命と悟ったとき

君は僕の頬に停まって光を放ち

SWEET DREAMING, SWEET DREAMING

雨に紛れた雫を照らした

金色に輝く涙は 僕と君しか知らない

 

遠く向こうの海の青

そっと憧れていた私は蛍

でもあなたの花はそれよりずーっと

大好きだったって伝えたくて

暗闇の中 振り絞って照らしたよ

分かってる

わたしはもうすぐあの海のお星様になるんだね

 

神様 ありがとう

最後の夜にわたしは知ることができました

DARLING, SWEET DARLING

あなたに恋するため生まれてきたんだね

この想いのままあなたの中で眠りたいよ

 

生まれて初めてのキスは少ししょっぱかったねって

二人で微笑った

誰も気付かないこの世界の隅っこ

誰も気付けない幸せ 君と僕だけの幸せ

ごめんなさい 待っててね

ありがとう 待ってるよ

 

さようなら 僕の中光は消えていった

 

世界中が泣いたように

また降り出したどしゃぶりの雨 それに流れた君が

SWEET DREAMING

あの海へと辿り着いたとき

約束を さぁ叶えよう

君は雨となって 僕に降り注ぐ

「やっと会えたね SWEET DARLING」

そうやって僕も君の中で眠ろう

もうすぐ六月も終わり夏がやってくる

 

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